同じ一日を過ごし、その充実度は家内の方が格段に上だと感じる。
朝、わたしは事務所へ向かい、家内はヨガのレッスンに向かった。
昼、わたしは外出し、家内は自宅へと戻った。
天王寺で用事を終えその足でわたしは自宅で作業するため帰宅した。
そのとき家内は買い物を終え料理づくりに励んでいた。
西宮のパルヤマトでハンバーグ用にと脂身のある和牛を買い、ハンバーグの味を柔らかにするため越後もち豚も忘れず、カレーに投入する肉にはすき焼き用の和牛を選び、キムチと和えるタコは明石産のものにこだわった。
和牛と越後豚を9対1で混合しミンチにし、そこに卵を加え美味しさ滴るようなハンバーグを焼き上げ、同時並行でどっさり肉を投入したカレーを作り、途中、隣家の奥さんと玄関先で立ち話をし、戻って引き続きタコとキムチを和えごま油で味付けを加減した。
そして仕上がった料理を配送センターへとクルマで持ち込み、時刻は夕刻。
夫婦で連れ立ってジムへと向かった。
土日両日ともわたしは走って泳いで筋トレし、疲労があったので泳ぐだけにとどめ、わたしに時間を合わせるため家内は筋トレだけに勤しんだ。
家に戻って、今夜は簡単な夕飯だろうと思っていたところ、前日買った土鍋を使って具だくさんの熱々スープが支度されていて、その熱々さレベルでわたしは感動を覚えた。
その感動を言葉にするなら「ここまでするのか」の一語に尽きる。
わたしはノンアルで、家内は白ワイン。
一日の生産性を考えれば、飲むのは女房の側であってしかるべき。
平日はわたしがお酌する側に回ろうと思う。