KORANIKATARU

子らに語る時々日記

町を遊泳するかのような仕事スタイル

少しずつ、仕事の仕方が変わってきた。
自営業を始めたばかりの頃は、自宅が仕事場だった。

わたしは気ままに過ごしたが、家内は息苦しく感じていたかもしれない。

 

業績が順調に推移し、渡りに船。
縁あって野田阪神に事務所を借りた。


そこは仕事人間であるわたしの根城になり、息子たちも自習室として活用した。

 

やがて息子たちが巣立ち、まもなく。

降って湧いたように谷六の物件と巡り合い、事務所を移転した。

 

そこで職員が増え、仕事の幅がさらに広がった。
顧客の顔ぶれにも大きな変化が訪れ、その数も一気に増えた。

 

それで、わたしは事務所に腰を据えることがなくなった。
ほぼ毎日、客先をまわり、合間にカフェにて業務をこなす。


パソコンひとつあれば、どこでも仕事ができる。

今日は東で明日は西。

まるで町を遊泳するかのように仕事して、そんな在り方も悪くない。

 

拘束からの解放。

自営業を選んだのはそう願ってのことだった。

 

その願いが実現し味わうコーヒーの香りは格別である。
 

そして次のステップへと準備が整っていく。

 

自由を得るために選んだ道の、その先には、さらなる自由が待っている。

コーヒーの味が更に増すのは間違いない。

引き続きカフェが仕事場