KORANIKATARU

子らに語る時々日記

離れてはいても家族は一つ

日曜夜、家内の電話に着信があった。

長男からだった。


特に用があるわけではなく暇だからかけてきた、そんな雰囲気の電話だった。


横にいるだけで話の内容がだいたい分かった。


30人のクラスのうちほとんどが内部生で一般入試組はたった4人で結構リスペクトされる。


内部生も外部生も分け隔てなく仲がいいが今は特に九州や東北出身の友だちとよく一緒に遊ぶ。


いろんな先輩がおごってくれるので食事には困らない。

この日は友だちと一緒に肉を食べた。

前夜は、東京の従姉妹二人に焼肉屋に連れてもらった。


そんな話が続いた。


母親にとって息子からの電話ほど嬉しいものはない。

だから30分以上も他愛ない会話が続いたがここに至ってわたしは気づいた。


これは東京とソウルを繋ぐ国際電話。


ちょうどそのとき一階のラウンジから席が用意できた旨の連絡が来た。

わたしは家内に合図を送り母と子の会話に水を差した。


わたしたちが帰国するのと入れ替わりで長男は友人らと沖縄に出かけ、二男は修学旅行で熊本、長崎を経て五島列島を訪れる。


離れてはいても家族は一つ。

夏には家族四人で一緒に食事する。


おいしい料理だけでなく、一つのテーブルに各自が巡った旅先の話題が盛りだくさん載せられる。


旅については全員が一家言有している。

今後家族旅行の行き先は、容易には合意に至らないだろう。

f:id:KORANIKATARUTOKIDOKI:20190625110310p:plain

2019年6月23日 息子の夕食