休日の朝は家内とジム。
そんな習慣になっていたが大事をとってこの日は取り止めた。
代わりに屋外を走ることにした。
武庫川沿いを宝塚方面に向け小走りで進む。
走っていても家内の口数が減ることはない。
息子らが自転車に乗れるようになったのは家内のおかげ。
猛特訓の場所が武庫川だった。
暗くなるまで練習に付き添った家内の思い出に耳を傾け、わたしはわたしでちびっ子の頃の二人の姿を思い出していた。
子らと武庫川を一緒に走ったときの記憶がよみがえる。
あちこちに小さな頃の二人の姿が刻まれていて、地元は思い出の宝庫と言えた。
天気は下り坂で曇天といった空模様であったが、視界は広々と開け、そんな中、水と緑の匂いに触れながら走ることは快適だった。
結局一時間以上、久しぶりのジョギングを楽しんだ。
同じ運動をするにせよ、たまには趣向を変えてみるものである。
来週は山に登ろう。
そんな話になった。
その後、家内はヨガを取りやめ家事に勤しみ、休日であったがわたしは外出し事務所で軽く仕事に勤しんだ。
帰りに名店たこやで刺身、豆房で各種豆腐、十一屋でワインを仕入れ、夕刻、家で合流した。
夕飯は豆乳出汁で煮た野菜たっぷりの豚しゃぶ。
長男に帰省を呼びかけるメールなど送ったりしながら平和に食事し、これまた平和に家で映画をみて、いつもと同様、平穏無事に一日が過ぎていった。