家内が仕事の手伝いに来ていた。
帰りは運転を頼んだ。
夕刻の阪神高速。
家内の二万語がBGMとなった。
ほとんどすべてがドラマの話。
Netflixはこのように夫婦の些細な日常に多大な影響を及ぼしている。
あっという間に家に到着した。
夕飯の支度にとりかかる。
わたしは納豆を混ぜるのだけ手伝った。
水なす、鮎の塩焼きなど旬の食材が並び、メインはアワビのバター焼きだった。
グラス交わすお酒は白ワイン。
映画『ロケット・マン』を流し、エルトン・ジョンの名曲をBGMとした。
料理がおいしく音楽もいい。
六甲の空を赤く染める夕焼けが、夕飯のひとときにしっとりとした色を添えた。
食後、後片付けなど終え一日も終盤。
夫婦で互い準備万端。
ドラマ『トッケビ』の続きを見始めた。
映像が凝りに凝っていて挿入される音楽のセンスも実にいい。
一場面一場面に魅了され、ストーリーにも引き込まれるから、現実がお留守になっても致し方ないという話だろう。
こんなレベルのものに触れてしまうと安普請のドラマなど目も当てられない。
韓流ドラマへのアクセスが一昔前よりはるかに手軽で気軽になった。
夫婦の平和にNetflixが多大な貢献を果たしていると言えるだろう。