KORANIKATARU

子らに語る時々日記

商店街にも息子らの歴史が詰まっている

地元の街を歩くと至る所で昔の記憶がよみがえる。

 

商店街に散髪屋がある。

店の前に「子ども調髪900円」との掲示があって、懐かしい。

 

その昔、息子たちはここで髪を刈ってもらっていた。

息子たちは様変わりしたが、店構えは当時と何ら変わらない。

 

子どもたちは言った。

スタッフによって腕に差があり、店長が群を抜いて上手い。

通いはじめてまもなく彼らは店長になついて、ともに店長を指名するようになった。

 

やがて二男は家内に連れられ美容院に「転向」したが、長男は高校生になってもずっとそこを行きつけの床屋にした。

 

通算すれば分厚い年数になる。

そこに通って、その生い立ちを知るほどまでに長男は店長と仲良くなった。

 

最後に訪れたのは、大学受験の結果が出揃って、上京する前のことだった。

慶應に行くと報告し、そしてそれがそこでの最後の散髪になった。

 

いま長男は原宿で髪を切ってもらっている。

指名料を入れて8,500円というから、子ども調髪のときからすれば価格激増と言える。

 

今度帰郷した際、数年ぶりに店長を訪ねて、昔馴染みのバーバーチェアに腰掛けてみるのはどうだろうか。

大人調髪は1,700円とある。

 

腕によりかけ、8,500円以上の散髪をしてくれるのではないだろうか。

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2010年7月6日と2022年2月4日

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2022年2月5日朝食 カレーそば

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2022年2月5日夕飯 焼き鳥