KORANIKATARU

子らに語る時々日記

西北で愉悦と愉悦が待ち合わせた

家内は京都でアーユルヴェーダを受けている。

だから夕刻、クルマを走らせわたしはひとりでジムに向かった。

 

水に入ると世界が変わる。

泳いで水に包まれて、些末な自我が洗われる。

 

その昔、連日プールに通っていた頃の気持ちがよく分かる。

 

重力から解き放たれるからだろう。

身中の隅々に負荷となって巣食う雑念が雲散霧消して心が透き通る。

 

いま自分がどうあるのか。

シンプルにイメージできて、これはだから一種のマインドフルネスと言えた。

 

泳いで心満たされたまま寝風呂につかって、思う。

なんて幸せなのだろう。

 

やはり、幸せなんてタダ同然。

着衣さえ不要なのだと文字通り肌で感じ、湯に浸かって愉悦にひたった。

 

風呂を上がりマッサージチェアに寝そべっていると、家内からメッセージが届いた。

時間を合わせ阪急西宮北口駅のロータリーにクルマをつけて、家内を迎えた。

 

愉悦と愉悦が合流し、愉悦がダブルで自宅へと運ばれた。

このところは南森町にて朝食

2022年8月2日午後 京都堺町 柴野和久傳・月ヶ瀬