週末の金曜、起きてすぐ武庫川を走った。
梅雨に入って曇り空が続いたが、この日は久々に空が晴れ渡った。
日差しが心地良く、水辺の草木からは夏の香りが匂い立った。
今週は月、水、木とノンアルで過ごしたから体調がすこぶるよく、だから走りも快調だった。
この日もよい一日になる。
朝からそんな確信が深まった。
身支度して最初の業務場所である吹田に向かい、昼過ぎに事務所を経て今度は阿倍野で仕事し、少し疲労を感じたので夕刻、鶴橋でマッサージを受けた。
日々を充実させるには、こまめに疲労を除去するのが必須。
だから夫婦それぞれ積極的にマッサージを活用している。
おかげで至って健康。
これから老いがやってくるなどとてもではないが信じられない。
マッサージなどまだまだ不要の二人の息子も、若き修練の日々と真っ向対峙し、打ち勝てるよう健康管理に十分心を配っている。
育てたのが家内であるから健康に意識的になるのも当然で、おいしい食べ物という支援物資が途絶えることもなく、実はそんな母の思いが彼らの心身に最もよい影響を与えていると言ってもいいかもしれない。
なるほど、このつつがない毎日も元を辿ればそのような「思い」に行き着く話なのだろう。
いろいろな思いが集積し形となって、今がある。
そして思うのだった。
こんなわたしについても思ってくれた人があった。
わたしの眼には母の笑顔が浮かんで、ただただ感謝の思いが込み上がった。