月曜はノンアルで過ごしたが、翌日はココロがビールを欲した。
出先での業務が長時間に及び、引き上げるときにはもはや余力が尽きていた。
帰ってジムへ行ったり武庫川を走るなど、想像さえできなかった。
こんなとき、わたしは自分に言い聞かせる。
わたしは自由。
今日一日頑張ったのだから、ビールを飲むくらい許されるだろう。
それで気づけばわたしはいつもの店の暖簾をくぐっていたのだった。
奥の席では若い勤め人風の団体客が賑やかに盛り上がっていた。
そんな雰囲気も後押しし、わたしもビールをぐいと飲み干し次から次へと飲み干した。
数杯飲んで、ほっと一息。
女房への手土産を携え、電車に揺られ、地元の駅前でちょいとまた「水分」を補給してから帰宅した。
まあ、こういう日だってあっていいだろう。
要するに植木に水をやるようなもの。
心的なエネルギーが干上がったら、ビールを注いで明日に備える。
それはそれで賢明な在り方だと思っていい。
まあ、ぼちぼち楽しくやっていこうではないか。