KORANIKATARU

子らに語る時々日記

お迎えはその後からで遅くない

日曜日、朝食を済ませてから掃除にかかった。

やはり夏が近づいている。

窓から吹き込む涼風も焼け石に水、すぐに汗だくになった。

 

この日は父の日であったが、それでどうこう言う父ではない。

普段会ってないならいい機会かもしれないが、時々顔を合わせているから改めてどうといった話にはならない。

 

息子たちについても同じ。

しょっちゅう会っているし、連絡を取り合っている。

日をおかずに登場するのであるから、いわば毎日が父の日と言えるだろう。

 

各部屋を片付け、ぴかぴかに磨き上げ、涼風の爽快さが増したように感じられた。

 

昼は鶏ガラを5時間煮て作った辛味のフォーで、かき込むとすぐにまた汗が噴き出した。

ああ、夏。

この感じがなんとも心地良い。

 

続いて夫婦揃ってジムへと移動し、プールでたっぷり泳ぎジャグジーでくつろいで、筋トレしてサウナに入り、爽快感は更に高みへと達していった。

 

ガーデンズで取り置いていた蜂屋の餃子をゲットして、家で向かい合って簡単にノンアルで夕飯を済ませ、あとは自然に訪れた眠気に任せて横になった。

 

安眠へといざなわれるなか、イッテQをみて大笑いする家内の声が階下から聞こえて、思わず笑みが浮かんだ。

 

こんなに幸せ。

目一杯、人生を謳歌した。

 

このまま深い眠りに陥って、もう目が覚めなくてもいいのではといった考えがふと浮かんだ。

 

心は静まり返り、異議を唱える声があがらない。

では可決となりかけたところで、待ったとの声が現在でも過去でもなく、未来の方から幾つも聞こえてきた。

 

ページをめくれば、次はどうなるのか。

まだまだ出番があって、どうやらこれからが本番。

続きを十分楽しんで、お迎えはその後からで遅くない。

2024年6月16日朝 和菓子を食べて大掃除

2024年6月16日昼 ベトナムフォーとフルーツ

2024年6月16日夜 ジム後ノンアルでギョーザとサクランボ