KORANIKATARU

子らに語る時々日記

たとえ黒でも真白に見える

家内がヨガを終えたのが先で、わたしがジムで走る間に夕飯の買物がとっくに済んでいた。


その荷物を全部引き受け一緒に帰る。


途中、上の息子からリクエストがあったうなぎを買うため名店川繁に寄った。

大ぶりのものを2尾選び、運良く肝もあったので2舟もらうことにした。


帰宅し家内とまずはビールで乾杯。

夕飯が出来上がるまでの間、風呂を洗ったり洗濯を回したり寝具を整えるなどわたしも家事を手伝った。


珍しく早い時間に帰宅していた長男がわたしのベッドで寝入っていた。

その寝顔をしばし眺めた。

あまりにかわいいので写メに撮り家内に送った。


親はバカ。

たとえ黒であっても真白に見える。


連休中の過ごし方について家内と話し合いながら夕飯を共にした。

食後の洗い物はわたしが引き受けた。


たこの薄焼きせんべいを傍らに、お茶など飲みながら二人でテレビを眺めた。

外国人旅行者が選ぶ日本のグルメランキングのトップが大阪のお好み焼きであった。

この結果はここ二日間のわたしたちの行動に少なからぬ影響を与えることになるだろう。


下の息子は部活仲間と新年会と称して天王寺の串屋物語でテーブルを囲んでいた。

送られてくる写メを家内と眺める。

一枚岩の結束を誇る彼ら学年の見慣れた顔ぶれがかわいく見えて仕方がない。


月曜日に行われる彼らの試合を見逃すなどあり得ず、連休のうち一日の予定はそれで確定だった。


インターホンが鳴った。

隣家の女子であった。

いつのまにかもう大学生である。


家内のため小物を選んでそれをわざわざプレゼントしに来てくれたのだった。


こんな心遣いは男にはなく、一人くらい女の子がいても良かったのかもしれない、と一瞬思った。

しかし即座、息子二人の顔が思い浮かび、彼らも大学生にもなれば母を十分ねぎらうだろうと容易に想像でき、だからもし三人目がいたとしてやはりそれも男子で構わないとわたしはその第三の男について勝手な空想を巡らせた。


貴重な連休。

初日から引き続き家内と二人、地味に近場で過ごすことになる。

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2019年1月12日 息子の夜食