KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

そのつながりは永遠で無限

わたしも結構息子のことを思うが家内の比ではない。 文字通り四六時中、寝ても覚めても。 何かにつけ息子らのことを考える。 家内の場合、子離れどころか、いまもってつながっているというしかない。 臨時休講になったのは日曜だけ。 結局、週が明けてすぐ春…

良いものばかりを目にした一日

夜通し雨が降り続いた。 河川敷の道は水浸しでジョギングには適さない。 幸いなことに日曜日。 武庫川沿いの道路は車輌の侵入が禁止され、歩行者専用となる。 家内と二人、朝の曇天を映す川面を見下ろしながら広々とした車道を走った。 次第、小粒な雨もすっ…

キーワードは共感力

走力でもまったく敵わない。 約一時間ゆっくりペースで走り、最後、眼前数百メートル先に見える武庫川大橋をゴールに据えてピッチをあげた。 みるみる引き離され、家内の背がどんどん遠のいていった。 汗が滴り、雨上がりの砂地を駈けたせいで足元は泥んこに…

ゆったり食事するとおおらかな結論に至る

月末の金曜日と言えばプレミアムフライデー。 夕刻、家内と阪神百貨店で合流した。 わたしは仕事の帰り、家内は二男の塾の帰り。 買い物しつつ家内の話に耳を傾ける。 英数は合格レベルに達するペースで順調に仕上がりつつある。 課題は古漢と社会。 一階で…

遠隔授業で励まされたようなもの

朝一番、長男からメッセージが届いた。 春期講習で朝から晩まで授業する。 連日続くから地獄のハードさだが頑張る、とのことだった。 食卓で朝のリスニング番組を聴きつつ家族でそのメッセージを回覧した。 家族全員に気合いが入った。 朝から塾の講習がある…

なかなかのコミュニティ

慌ただしく一日が過ぎ夕刻。 あ、憩いの時間だと気づいて心安らぐ。 家内にメールし買うものなどがあれば帰途に調達する。 ウイスキーを飲みながら料理に箸をつけ家内の話に聞き入る。 料理もさることながら話の内容も充実している。 一日のうち一番いい時間…

壮年男子が本気を出すとき

機転と要領という点でわたしは家内にはるかに劣る。 たとえばマスク。 昨日のこと。 買い足そうと思って街を歩き、わたしはいくつか蒸気マスクを手に入れたが、家内の釣果と比較すれば報告するのも憚られた。 マスクがありそうな店にあたりをつけ、おおよそ…

いいニュースが待ち遠しい

新酒を飲もう。 そんな企画が早稲田三金会で持ち上がった。 それがきっかけでわたしは酒蔵の徳若を知ることになった。 もう何年も前のことである。 先ごろ大口案件でお世話になった方がいた。 日頃からお礼の品には徳若の酒を選ぶ。 それでこの日、家内を徳…

芦屋から徒歩で有馬温泉

兵庫と大阪の行き来に自粛要請の出た3連休の最終日、わたしたちは県外に出ることを自重し、徒歩で有馬温泉に向かうことにした。 朝8時前、JR芦屋駅に到着。 そこから芦屋ロックガーデンを経て六甲山を駆け上がった。 季節は春。 ウグイスの声があちこちか…

英語が人生の大小を決める

土曜の朝、二男を送り出す。 テレビには吉村大阪府知事。 兵庫大阪での感染爆発のリスクについて語っている。 家内とジムに出かけようと支度していたが取り止めた。 武庫川を走ることにした。 武庫川は大勢のランナーで賑わっていた。 春の光が降り注いで川…

三方よしがしあわせの秘訣

昨年同様、春分の日は仕事。 始発に乗って事務所に向かった。 祝日に仕事するからと言って嫌な気持ちになることはない。 むしろじっくり腰を据えて仕事に向き合えるから好ましい。 平日より士気が高まる。 そして、仕事が片付けば手と手を合わせて幸せ。 そ…

家で食事しさっさと眠る

このところ仕事後はサウナ。 じっと座っているだけだからジムより楽。 一定の爽快感が得られて、ストレス解消にもなる。 一方、食べる量は変わらない。 カラダを動かさないから、少しずつバランスが崩れ始めている。 深奥から力みなぎって、カラダの端から端…

毎夜、料理が素晴らしい

何時帰宅?とのメールに対し8時過ぎと答え家路についた。 家に着くとすでに夕飯の支度が整っていた。 前菜はサバの塩焼き。 脂が乗っていて塩が良く焼き加減も絶妙。 実に美味しい。 続いてサラダ。 この日、静岡から届いたばかりの野菜らが皿に盛られた。 …

いつ果てるともなく続く連帯感

卒業式の日、生徒との別れを惜しんで担任の先生は何度も声を詰まらせた。 中1からの付き合い。 彼らの能力を最大限引き上げようと、深い愛情をもって手塩にかけてきた。 思い入れは普通ではない。 必ずまた帰って来い。 酒を酌み交わす日が楽しみだ。 そう…

たまには女房と北新地

大福湯のサウナにはわたし一人。 ひとり黙ってじっと過ごす。 仕事で火照った頭に巣食う残骸がすべて汗となって排出されて爽快。 寒気が押し寄せ風が冷たさを増すが、湯上がりの者にとってはほどよい涼しさ。 ただ存在するだけで心地いい。 生きる喜びを静か…

何事であっても相談すること

流す音楽はビリー・アイリッシュのバッド・ガイ。 自分自身の動きが俄然よくなって気がついた。 呼吸を小刻みにすると闘志が倍増しになる。 この音楽を聴くと自然そうなる。 カラダがキレキレになるのも当然だった。 家内が持たせてくれた携行用アルコールで…

持つべきものはママ友

誰もがしっかり者。 そんな印象が強い。 西大和で保護者役員を数年務め、その活動を通じ家内には何人ものママ友ができた。 前向きで誠実、皆さん信頼おける方々ばかりであり、学ぶところが多々あった。 家内にとっては役得であった。 そんな母らが有する聡明…

役目を終えつつある

未来に思いを馳せる時間より、過去を懐かしむ時間の方がはるかに長い。 正宗屋のカウンターでひとり過ごしそう気づいた。 手にするiPhoneが過去への小窓を開く。 スクロールすれば、子らが小さかったあの当時に舞い戻ることができる。 当時は大変だった。 仕…

鮨屋のカウンターで友人から学ぶ

夜、閑散としたミナミを法善寺に向いて歩く。 久々の鮨うちやま。 午後7時、わたしが先に着き、まもなく金城院長が現れた。 ビールで乾杯し、ぽつりぽつりと言葉を交わす。 昨年5月、かねしろ内科クリニックが平野の地にて開院し、着実に在宅診療を行う訪…

苦戦は織り込み済みだった

苦戦することは織り込み済みの話だった。 遡ること6年前。 2014年の中学入試の際、理社の難易度に差がありすぎた。 とてもではないが3科受験では通らない。 浜学園からそんな苦情が大阪星光に寄せられたほどだった。 社会を選択したかどうかで合否が分かれ…

実に簡単で安上がり

夜10時、二男が帰ってきた。 OBらとの練習を終えた後、うちの実家を訪ね風呂にも入ってきたという。 そんな話を聞くとわたしは嬉しい。 わたし自身がたまに実家に顔を出し、そしてわたしだけでなく息子らもときおり顔を出す。 単に顔を出すだけで喜ぶ人がい…

めでたい節目

長男は大勢の友だちをうちの家に連れてきた。 中1の頃からであるから、のべにすれば結構な数にのぼる。 家内はまるで寮母。 そのたび彼らに食事を振る舞ってきた。 そんな彼らの結果が今日出揃った。 まことにめでたい。 全員が東大生か医学部生になったの…

帰京前日の光景

日曜朝、家内とジムに出かけた。 早朝にもかかわらず結構な人の入りだったので驚いた。 大勢があちこちで盛んに息を吸って吐いて頑張っている。 そこに混ざることが躊躇われた。 大事をとり引き返すことにした。 部活の自主トレをするという二男を送り出し、…

まるで滝に打たれたかのよう

午前中に業務を終え事務所近くのジムに向かった。 あまり足が遠のくとカラダが弱って免疫力が落ちる。 そう思うと運動したくてたまらないという気持ちになる。 普段よりも清掃が行き届いているのに驚いた。 どのマシンもまるで新品、ピカピカに光って見えた…

第二、第三の新婚旅行

息子が二人いると忙しい。 朝食の支度をしてから午前中にジムを済ませ昼食を作って家内は食材の買い出しに出かけた。 長男が家にいる間、たっぷりおしいものを食べさせたい。 そうとだけ思うから、普段は並ぶことのない列に加わり辛抱強く順を待って息子のた…

近所付き合いも良好

家内にとって隣家の女子は姪っ子みたいなものなのかもしれない。 結構気にかけ面倒みていて、向こうもなついている。 一緒に旅行までするのだから今どき珍しい近所付き合いと言えるだろう。 息子らの食事の支度を終えジムでカラダを整え、そしてこの日は昼か…

手狭な店で肩寄せ合った

朝から降り続いた雨が夕方やんだ。 近場の風呂屋に出かけサウナで生気を取り戻す。 待ち合わせは午後7時。 野田阪神の寿司割烹もりに歩いて向かった。 途中、勉強場所からやってきた二男と出くわし一緒に歩いた。 店に入ってまもなく家内と長男が現れた。 …

仲睦まじくて微笑ましい

天王寺を後にし実家に寄った。 新型肺炎に関する報道が加熱する一途で緊迫感さえ漂うこの時節、知らぬうち菌を運んでうつすリスクを言うより先、親の顔を見に行くのが当然の話だろう。 親の顔を見て安心した。 コロナウイルスなどどこ吹く風。 両親ともに元…

効果を実感すればするほどやる気が高まる

仕事後、西九条の大福湯に向かった。 足繁く通う時期もあったが、いつのまにか足が遠のいていた。 訪れたのは何年ぶりのことだろう。 ひそやか流れる無名の演歌が場末感を醸し、懐かしさが込み上がる。 無人のサウナでしばしくつろぎわたしは昔日をしのんだ…

金太郎と桃太郎が久々ひとつ屋根の下

土曜深夜、家内の携帯が鳴った。 明日帰る。 長男からの電話だった。 日曜朝、夫婦揃って武庫川を走った。 前日は北に針路をとったがこの日は南。 河川敷で野球やらサッカーやらに励むちびっ子の姿を横目に見つつ暖かな陽射しを真正面から浴びた。 息子が帰…